言論の自由の危機!


ロシアでプーチン政権批判で知られる女性ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさんが何者かによって殺害された。
彼女はなくなる以前にも暗殺されかかることがあったという。

1997年11月6日のモスクワ放送は「10月革命の1917年から旧ソ時代に6200万人が殺害され、内4000万が強制収容所で死んだ。」と伝えた 体制の批判者や発言者だ またスターリンの姪はこの数を一億人に上ると告白した。

かつてソビエトの作家ソルジェニツィンの書いた「収容所列島」という本が問題作とて話題になったことがあった。また、共産主義、社会主義国で体制を批判したり「天安門事件」や「法輪功」のような運動を容赦なく弾圧していく そういう国を共産主義、社会主義国だと教わった。北朝鮮をはじめ支那など、こんな国家は、まだ存在するということを我々は知っている。そしてスターリンや毛沢東、ポルポトが虐殺したとされている人の数が途方もない数に及ぶことも知っているのである。

それとは真逆に共産主義者を弾圧した国家もかつてはあり、それは「ファシズム」あるいは「ファシズム国家」と呼ばれ戦後の日本では「全体主義」という名の最も忌むべき体制であると教えられてきた。

いま、「教えられた」と書いた、そう、私たちがアメリカや西洋から普遍の価値だと教えられたのは「民主主義」である。民主主義とは言論の自由、思想信条の自由、報道の自由が保障されている社会だということができる。アメリカがイラク戦争を遂行するに当たってイラクが「大量破壊兵器」を保持していることとイラクに民主主義をもたらす為の戦争だとブッシュ大統領はその正当性を強弁した。のちに「大量破壊兵器」は当時イラクは保持していなかったことが明らかになるのだが。

戦争をして一般市民まで巻き添えにし、アメリカ人青年の生命まで犠牲にしてまでブッシュ大統領がイラク国民にもたらしたかった民主主義とはなんなのか、一つの答えをアメリカの源流であるヨーロッパの最近の出来事から読み取ることが出来る。

「ホロコースト」検証- 1933年のヒトラーの政権獲得以後、1945年5月のドイツ敗戦までの間にヨーロッパのユダヤ人が600万人虐殺されたという今まで史実とされていた事に様々な角度から検証していこうという考えを歴史修正主義(ホロコースト・リビジョニズム)と呼ぶ。この動きが日本で取り上げられたのは1995年の「マルコポーロ廃刊事件」だ。米国の歴史修正団体IHRなどの学説を西岡昌紀医師が誌上で紹介し、ユダヤ人人権団体の猛抗議と文芸春秋社の自主規制で廃刊になった、あの事件である。わが党もマルコポーロ事件以前からこの説に関心を抱いており、IHRやカナダのエルンスト・ツンデル氏からニューズレターや資料を受け取っていた。当時リオン大学の教授であった、ロベール・フォーリソン氏、イギリスの歴史家デビッド・アーヴィング氏らの学説は理論的であった。我々はエルンスト・ツンデル氏とは直接電話でのやり取りも数回行っているし様々な形態での通信を行ってきた。彼は一貫として非暴力な言論活動しか行っていない。しかし彼もまた度重なる暗殺未遂事件の被害をこうむっている。

数年前から、カナダ、アメリカ、イギリス、フランスなどの歴史修正主義者が逮捕される事態が起こっている。ユダヤ人虐殺は計画的ではなく、一般に言われているようなガス室はなく、また死者の人数も誇張されているという論陣を張ったがゆえにあるものはドイツに強制送還され、あるものはオーストリアで、禁固刑や懲役刑に処せられている。

念のために言っておくが彼らの「罪」はその発言によってである。
もう一度言っておくが、イスラム教の預言者を風刺したイラストを新聞紙上に掲載されることが許される程、言論に寛容なヨーロッパでの話である。しかもエルンスト・ツンデル氏に至っては彼を弁護する弁護士にすら同様な容疑を掛けようとしているという有様だ。「ホロコースト」に疑義を挟む者は全て投獄し議論そのものをしてはならないものとする-言論弾圧が公然と21世紀の現在に行われているのだ。
これが彼らの民主主義である。

日本では北朝鮮の核実験を受けて核議論をすべきであると言う意見に「議論そのものも駄目である」と言う反論がある。
まさに「ホロコースト」の検証そのものが駄目と言っているのと同じ理屈である。
繰り返して言いたいが、刑罰による歴史検証の禁止などということは許しがたい行為である 何故ならばわが国においても「南京大虐殺事件」「強制連行」「従軍慰安婦」「百人斬り」等の検証を必要としている事案も歴史の中に抱えているからである。また、それらを否定する学者、知識人、ジャーナリストらを刑法によって処罰するという思想統制につながるからだ。



ナチスに抗議し、収容所に送られたドイツの牧師マルティン・ニーメラーが次のような警句を書き残している。

-ナチスが共産主義者を弾圧した時、共産主義者でない自分は行動しなかった。ナチスは次に社会主義者を弾圧した。社会主義者でない自分は抗議しなかった。ナチスは、学生やユダヤ人に弾圧の輪を広げ、最後に教会を弾圧した。牧師の自分は立ち上がった。時すでに遅かった。抗議するのは誰のためではない、自分のためだ-

いまや言論弾圧は静かにそして着実に行われているのだ。

ローマ教皇庁は1616年に、コペルニクスによる地動説を禁ずる布告を出した。そして、ローマ教皇庁ならびにカトリックが正式に天動説を放棄し、地動説を承認したのは、1992年の事である。
我々歴史修正主義者が真実を語り継ぐのは様々な障害と不利益が今後も予想されるであろう。しかし後の歴史が審判を下し我々が完全勝利する日は近い 今はその過渡期なのである。

闘争の継続を !

国家社会主義日本労働者党





 

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